「日本語の助詞は二列」  もくじ

 第一章 経験から生まれた文法と教授法
 ・一番大切なのは文法
 ・日本語に対する思いの一つ
 ・自分の課題を拡大すると
 ・自分の経験から
 ・一九七五年に日本語教育を開始したこと
 ・失敗の連続と手探りの連続で教授法を開発
 ・敬語とは教えず、「ウチ・中立・ヨソ」で
 ・苦肉の策から、外国人学習者納得の「時数詞」誕生
 ・三上章も触れていた「時数詞」
 ・聞いただけでわかる品詞名「なにで名詞」で,外国人学生納得
 ・結局、我々を評価するのは外国人学生

 第二章 日本語は「情報」と「述部」からでは?
 ・日本語文法の図解の試み
 ・改訂を重ね、箱を利用した図もすっきりと
 ・文法の図解を説明する
 ・「です」についての補足
 ・「区切りの『です』」
 ・品詞図形の組合せ
 ・三角部分を「述部」に
 ・「述語」と「述部」と本書の「述部」
 ・述部と情報はどういう関係か
 ・「情報」と「述部」と「言語外情報」について
 ・反復練習(修練)は戦前からの教授法
 ・「述部」のまとめ
 ・知りたい部分だけ答える
 ・「象は鼻が長い」はどこから
 ・ 私は富士山が見える
 ・定義としてここで言う「文」とは何か
 (1) 動詞と動詞構成語について
  「食べ・た・がる」について
 (2) 「形容詞」と「形容詞構成語」について
 (3)文末表現の代表は「です」
  ▲ について
 ・文を構成する要素
 ・名詞グループ
 ・(1)「名詞構成語」という考え方
 ・(2) 「なにで名詞構成語」という考え方
 ・(3)「時数詞構成語」という考え方
 ・(4) 「する名詞」について
 ・「情報」と「述部」の間に入る助詞、仮説としての「助詞は二列」

 第三章 助詞に焦点を当てて文法を組み変える
 ・文法は整理されているのだろうか--「助詞」を巡って
 ・助詞の数
 ・戦前の一コマ・初期の国語教育
 ・留学生の受入れ
 ・助詞をどのように教えていたか
 ・助詞を避け文型で教える方向へ向かった背景
 ・戦後、「助詞」はどのように解釈されたのだろう
 ・日本語教育の現場のベストセラーを見てみると
 ・戦後の助詞理解は混乱していないのか
 ・明治に連なる江戸時代の一部
 ・明治時代の大槻文彦
 ・その後の分析
 ・時枝誠記の助詞の分類
 ・これだけ「助詞」の扱いが違うのは、重要な問題だ
 ・「助詞」の解釈の違いをこのまま放置していいのか
 ・ただ、現場では違う
 ・英文法にない部分にあたると混乱が
 ・三三の助詞を選んで調査の基本にする
 ・一〇八九例の整理
 ・一〇八九組から四五八組を選択し,そこから四五組に絞り込む
 ・それ以外をはずした理由
 ・「括弧助詞」という考え方
 ・従来言われている「助詞」だけで考えないこと
 ・仮説として「『情報』と『述部』の間の助詞は二列」
 ・二列の助詞の基本は
 ・問題を検討し、「さえも」「すらも」は一つの助詞に、「なり」は二列目にも
 ・「が」は一列目にも二列目にも入れない
 ・「情報」と「述部」の主従関係について
 ・[兄( )テレビを見た」の( )の中に助詞を入れなさい
 ・「も・が」「さえ・が」「さえも・が」は?
 ・「と・で」「と・に」
 ・「関係助詞」「選択と並列の助詞」「情報助詞」
 ・「情報」部分は一列目の「関係助詞」まで含むこと
 ・見た目は同じでも,内容が異なることについて
 ・「複文助詞」と「重文助詞」
 まとめ
 資料
 あとがき

外国人に日本語を教える現場から提案する日本語文法の助詞の見方
外国人に日本語を教えて30年の著者が独自の文法「江副文法」を考案

『日本語の助詞は二列

推薦 : 向山洋一 TOSS(教育技術法則化運動)代表

“「江副文法」は日本の文法教育の革命的な問題提起である”

プロフィール
上智大学文学部卒
新宿日本語学校設立
高知大学非常勤講師
(財)日本語教育振興協会評議員
(財)共立国際奨学財団評議員
東京都専修学校各種学校協会評議員
主著
「日本語を外国人に教える日本人の本」(創拓社)
「外国人に教える日本語文法入門」(創拓社)
[日本留学」(アルク)
日本語教科書「新実用日本語シリーズ」多数
(新宿日本語学校)

著者  江副 隆秀
新宿日本語学校校長

ISBN978-4-87138-239-7

本体価格 1,800円

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